全国水生生物調査のページ
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水生生物調査とは調査の前に道具の用意安全のために現地調査調査のまとめ


調査結果の記録

調査した結果を記録用紙に記入します。
調査結果集計用紙は、ダウンロード保存し、印刷して下さい。
調査結果集計用紙[PDF 11KB]
調査結果集計用紙[EXCEL]

  1. 指標生物を記入します。
  2. 水質階級を判定します。
  3. 川のようすを記入します。
  4. その他見つけた水生生物、魚類、植物類、鳥類を記入します。
指標生物種の記入方法
全国水生生物調査では、29種類の水の中にすむ指標生物を選び、川にどの生き物が多く見られたかを調べることで、水のよごれの程度を判定しています。
下の表のとおり、水質を4つに区分し、水質階級I〜IVに分け、各水質階級ごとに指標生物が決められています。
これらの指標生物の区分は、あくまで水質階級の判定のための区分であって、これらの生物がすんでいるから、その水がきれい、きたないというわけではありません。
たとえば、水質階級IIIのミズムシや水質階級IVの指標生物のセスジユスリカは、源流部のきれいな川から、都市部の汚れた川まで広くすんでいます。
また、水質階級IIのゲンジボタルは、源流部のきれいな川から、家庭排水が流入する田園地帯の里川まで、広くすんでいます。


表 水質階級と指標生物の関係
水質階級
種類数
指標生物
水質階級I
10種類
アミカ類、ナミウズムシ、カワゲラ類、サワガニ、ナガレトビケラ類、ヒラタカゲロウ類、ブユ類、ヘビトンボ、ヤマトビケラ類、ヨコエビ類
水質階級II
8種類
イシマキガイ、オオシマトビケラ、カワニナ類、ゲンジボタル、コオニヤンマ、コガタシマトビケラ類、ヒラタドロムシ類、ヤマトシジミ
水質階級III
6種類
イソコツブムシ類、タニシ類、ニホンドロソコエビ、シマイシビル、ミズカマキリ、ミズムシ
水質階級IV
5種類
アメリカザリガニ、エラミミズ、サカマキガイ、ユスリカ類、チョウバエ類
  1. 調査地点で見つかった指標生物を、それぞれの欄に○印で記入します。
  2. 見つかった指標生物のうち、数が多かった上位から2種類に●印を記入します。
    3種類の指標生物がほとんど同じくらいの数だった場合、3種類まで●印をつけます。

水質階級の判定
  1. 指標生物の○と●の数の合計を、各水質階級ごとに、「1.○と●の個数」の欄に書き込みます。 
  2. ●のみの数の合計を、各水質階級ごとに、「2.●の個数」の欄に書き込みます。
  3. 「3.合計」欄に、1欄と2欄の合計を書き込みます。
  4. 3欄の数字が最も大きい水質階級を、調査地点の水質階級と判定します。
  5. 水質階級の判定結果は、その地点の水質階級の欄に、I、II、III、IVのローマ数字を書き込みます。
    2つの水質階級が同じ数字になった場合、数字の少ない方の水質階級を調査地点の水質階級と判定します。

水質階級の区分は、川の水のよごれの程度により4段階に分けられます。
よごれの程度は、次の表のとおりです。

表 水質階級
水質階級
水質
水質階級I きれいな水
水質階級II ややきれいな水
水質階級III きたない水
水質階級IV とてもきたない水

調査結果の登録

トップページの調査結果の登録から、ログインして下さい。
詳しい操作手順は、ネット登録マニュアルを見てください。

登録結果をみる

登録が終わると、調査結果が、ホームページの調査マップに示されます。
調査地点を探してみましょう。

1)メニューの「速報値の閲覧」をクリックして下さい。
2)「調査地点マップ」から調べましょう。
市町村、公共施設名(学校名など)、河川名から検索して、調査地点付近の地図を表示します。
調査した地点が地図に表示されていますか?
同じ川や水系の上流や下流を見てみましょう。
他の団体が調査した地点がありますか?
見つかったら、クリックしてみましょう。
川のようすはどうですか? 自分たちが調査した地点と比べてみましょう。

3)「生物生息分布マップ」から調べましょう。

近くの調査地点、上流や下流では、どんな生物が見つかったでしょう?
自分たちが調査地点と同じ生き物がいますか? ちがいますか?

4)「水質階級判定マップ」から調べましょう。
近くの調査地点、上流や下流の水質階級を自分たちが調査した地点の水質階級と比べてみましょう。
自分たちの調査地点よりきれいですか?よごれていますか?
また、同じ場所を毎年調査していると、調査した年ごとの変化を比べることができます。