全国水生生物調査のページ
トップページへ
 
水生生物調査とは調査の前に道具の用意安全のために現地調査調査のまとめ

道具の用意
現地での調査のために、テキスト(参考資料)、記録用紙、道具などを用意しておきましょう。
必要な道具
注意事項
1.地図 調査場所の位置を正確に示すために使用します。調査場所周辺の環境条件も地図情報でかなりわかります。
2.テキスト 「川の生きものを調べよう」のテキストや指標生物の図や写真のあるシート。水にぬれないようにビニールなどで包んでおく。
3.記録用紙 調査結果集計用紙[PDF 11KB][EXCEL版]を必要枚数コピーして使用します。現地では、紙ばさみにはさんんで風で飛ばされないようにします。
4.筆記用具 鉛筆、シャープペンシル、ボールペンなど。水にぬれると書きにくい場合もあるので鉛筆がベスト。多色ボールペンも便利です。
5.網 川底の石や礫を持ち上げる時や砂を掘り出す時に流れてしまう水生生物を下流側で受け止めるのに使います。網目の細かさが1〜2mm程度の網(網戸の網など)を2本の棒の間に張ったものがよい。目の大きさが同じ程度であれば、台所用のザル、園芸用のフルイ、釣り用の手網などでも代用できます。
6.バケツ 川底で採取した石や礫を河岸まで運ぶのに使います。
7.白いバット 底が白く平らなバットで、見つけた水生生物をより分けたり分類するのに使います。浅くて口の広い容器でも代用できます。底の色が白いのは水生生物などが見えやすいからです。
8.ビニールの白い敷物 採集してきた石や礫をこの上に広げて水生生物を採集します。落ちた生物がこの上に残るので、取り残しを防ぐことができます。
9.ルーペ(虫メガネ) 水生生物を観察したり、種類の見分けの上で細かいところを見るために使います。
10.ピンセット 生物をバット上で広げたり、より分けたりするのに使います。先が細くとがったものがよい。小さい生物には、スポイトも便利。
11.ものさし、巻尺 水深や川幅を測定するのに使います。水深を測るには、調査地点に棒などを立てて、後から水に浸った長さを測ってもいいです。
12.温度計 棒状の温度計で水温の測定に使います。河原などで割らないように注意しましょう。
13.はきもの 川底にはガラス片などが落ちていて、素足やサンダルばきでは危険です。必ずはきものをはくこと。古い運動ぐつでも構いません。長ぐつは、水深より短いものは、中に水が入ってかえって動きにくくなるので注意しましょう。
14.ゴム手袋 洗い物などに使う家庭用のゴム手袋を使います。特に汚れた川などでは、川底がみえにくいし、またケガをした場合雑菌などが入って危険なので、必ずゴム手袋を着けるようにしましょう。
15.大きめのあきびん 採取した水生生物の種類の見分けが現地でできなくて持ち帰って調べる場合に使います。ふたができる広口の大きな目のびんがよいでしょう。飼って観察を続ける場合には現地の水を使いますが、保存する場合には70%アルコールを入れておきます。
16.シャベル(移植ごて) 石を取りあげた後、川底にいる生物を掘り出すために、砂や泥をかき混ぜるのに使います。園芸用の移植ごてが便利です。
17.カメラ 調査場所の状況や周辺の環境条件を写真に撮って記録します。あると便利ですが、必ずしも必要なものではありません。
18.帽子 夏の日射病予防のための必需品。
19.タオル ぬれた身体をぬぐうタオルなど。
20.薬品類 ケガをした時のばんそうこうや虫よけ、虫刺されの薬品類。