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水生生物調査とは調査の前に道具の用意安全のために現地調査調査のまとめ

危険防止のための注意事項
調査にあたっては、危険防止のため、次の基本的事項に十分注意して下さい。

調査は指導者(大人)と一緒に、数名のグループで
  • 事故防止のために、調査は子どもだけで行わずに、学校の先生方、自治体・市民団体などの指導者の下で行い、夏休みの自由研究などで個人的に実施する場合も、親子で行うなどして下さい。また、調査は必ず3〜5人のグループごとに行って下さい。1人だけでの行動は大変危険なので絶対に避けて下さい。
準備は万全ですか
  • 体調の悪い人はいませんか。体調がよくないと、注意力が散漫になり、ケガをしやすくなります。その結果、周りの人々にも迷惑をかけることになりかねません。体調が悪い時には、無理をしないようにしましょう。
  • 万一事故やケガがあった場合のために、野外用救急箱を携帯しましょう。
  • 川の流れは日によって異なります。また調査地が晴れていても上流で雨が降っている場合には増水することもあります。あらかじめ天気予報などを調べておきましょう。
  • 川底に空きカンやガラスビンなどが落ちていて、川の中にはだしやサンダルばきで入るのが危険な場所もあります。ぬれてもよいくつをはいて調査して下さい。
安全を確認してから川に入ろう
  • 調査は川底が見えるところで行って下さい。水深としては30cm程度までのところとし、これよりも深いところには危険ですから入らないようにして下さい(ひざ以上の水深では、流れが速い場合、立っているのが難しく、一度ころぶと、立ち上がることも困難で下流に流される危険があります)。特に、川が濁っていたり、汚れている場合には、川底が見えにくく、水深もわかりませんから、よく注意して下さい。
  • 川底がコケなどで大変すべりやすくなっている場所や石が不安定でグラグラしている場合もあります。すべったり、ころんだりしてケガをしないように十分に注意して下さい。また、川の中に入るときには、壊れやすいものや先のとがったものは身につけないようにして下さい。ガラス製の棒状温度計で水温を測定する時には、特に注意して下さい。
  • 川岸からは安全そうに見えても、川底が急に深くなっていたり、やわらかい泥で足をとられたりすることがあるので、十分に気をつけて歩いて下さい。
  • 川の流れは思った以上に速いことがあるため、流れの速さを確認してから川に入るようにしましょう。
きたない川での注意
  • 大変きたないと思われる場所で調査する場合には、ビニール手袋やゴム手袋などをはめて調査して下さい。素手で調査して切った切り傷や、既にケガをしていた傷口から細菌などが入って健康に重大な影響を及ぼす可能性もあるので特に注意しましょう。