
例年 7月中旬

南島原市口之津町は、島原半島最南端・有明海の入り口に位置し、東は有明海を隔てて熊本県天草に面し、西は長崎半島を望み、北は鳳上岳を越えてはるかに雲仙岳を眺め、南は4kmを隔て天草を望む。海岸線は屈曲が激しく13kmに達する。気候は暖流の影響を受け比較的温暖で、日照時間が長く、平均気温16.3℃、年間降水量は約1,704mmと九州のなかでもめずらしく全国平均を下回っている。

7月には海の日を祝って「マリンフェスタinくちのつ」が近くの口ノ津港で開催され、花火大会も行われる。
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紺碧の海と白砂青松が美しく、長崎半島に沈む夕陽が絶景な海水浴場で、砂浜近くの岩場では磯遊び、松林ではキャンプもできます。また、5〜8月頃には、アカウミガメが産卵にやってくる。

白浜海水浴場の松林の中には、3つの碑がある。一つ目は、「御大典記念植林碑」。大正天皇の即位を記念し白浜に松林を植林されています。苗木寄贈者は、正妙寺住職 西林玄覚師であり、植樹者が久木山東西青年会である。二つ目は、「島原大変殉難死者無縁精霊供養塔」。俗にいう島原大変肥後迷惑で領内の死者が1万人に及び、この遭難死体が瀬詰を越えて白浜海岸に流れついた。この死者の菩提を弔うため建立された。三つ目は、「キリシタン墓碑」。年代は不詳である。花十字紋が線刻されている。

毎年海開き前に口之津小学校、口之津中学校、口加高校の生徒達や口之津町身体障害者協議会の方達が清掃作業を行う。海水浴シーズン期間は、監視員及び清掃作業員を配し、海水浴場利用者の安全確保に努めている。 |