特に暑い時期には年間11℃に保たれた湧水に涼を求めて多くの人々が訪れる。
中国地方最高峰の大山中腹から湧き出る「地蔵滝の泉」は、古くから上水道やかんがい用水として利用されてきた。地域住民の熱心な保全管理によって現在に引き継がれ、県の名水にも選定されている。
水道水や灌漑用水として利用されているほか、地蔵滝の泉と同じ水脈の地下水を利用した酒造りや地ビール造りが行われている。また、上水道を利用した豆腐作りを始め、セリ、クレソンを活用とした郷土料理等が食卓をにぎわせている。
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1日の湧水量:19.4万トン
古くは、大山寺で、日本三大牛馬市のひとつが開かれていた。また、大山祭りの日は大変にぎわい、地蔵滝の泉は参詣者が水を飲んで気力を回復する休憩地であり、祀られている地蔵は、丸山集落の水源を守る象徴だけでなく、旅の安全の守り仏でもあった。
丸山生産森林組合の事業として、50年間にわたり、植林、間伐、下草刈、枝打等、豊かな森ときれいな水を守る活動を行っており、さらに現在では、地域住民、周辺企業、学校、行政も一体となり年間延べ300人規模の保全活動を行っている。
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