山吹が咲き蛙が鳴く水辺の見事な風景は、平安時代から古典文学の大きな位置を占め、日本の美の形成に役立ってきた。積極的な環境の保全活動が行われ、桜、山吹が咲く親水空間として地元の憩いの場となっている。
玉川の水は貯水され、京都府内最大級の農業用ため池となり、水田を潤している。
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日本六玉川の1つで「山吹の井手の玉川」で有名。古来から多くの古典文学に登場し、玉川を題材にした歌や絵画を今に伝える川である。
江戸時代には南山城地方では数少ない水車を利用した工業が発達した。川沿いには、石に刻まれた水を司る「左馬」が残る。この「左馬」は、何時の頃からか「女芸上達の神」として信仰されている。
明治時代から玉川を中心に、ゴミ拾いなどの美化作業に努めてきたが平成11年から玉川の清掃を定例化し、同17年10月、京都府より河川の環境保護や美化活動を行なうボランテイア団体として、「水辺パートナーシップ」の認定をうけている。
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