


古来より杉山集落でのかんがい用水などに利用されてきた本湧水は、日量約2,000トン湧出している。また、わさび田や酒づくりにも愛用され、この湧水抜きには集落が成立しないほど、生活に溶け込んでいる。

地元集落の全戸に導水管により引水し、生活用水として利用されている。また、一部は水田へのかんがい用水として利用されている。
集落では、この伝説にあやかり、毎年夏に本湧水に感謝する大杉祭が行われてきており、現在では納涼祭として受け継がれ市民との交流を行っている。
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1日の湧水量:2,000トン

本湧水の湧く大杉神社には、樹齢800年を超える大杉があり、その昔、大蛇が下りてきてこの清水を飲むと不思議な力が出て、三本の杉を巻き締め一本の大杉にしたと伝えられている。

住民総出で湧水地の草刈り、貯水槽等の掃除を行ってきたが、平成17年以降はNPO法人名水の里杉山が主体となって、毎年、草刈り、用水路・わさび園の整備や掃除等を実施、名水を育む自然環境のPRとしての交流イベントの開催(グリーンツーリズムin杉山、杉山市民農園収穫祭等)や名水にこだわった地酒づくり等のむらづくり活動を行っている。
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