鈴鹿山系の山裾、宇曽川の源流にほど近く、湖東流紋岩帯を通って地表に吹き出している。地元の山比古地蔵尊にあやかり「山比古湧水」と命名され、お伊勢参りの旅人や山仕事に携わる人々に親しまれ、語り継がれてきた。
宇曽川の源流に合流し、下流に広がる肥沃な田園の景観を維持し、下流域では、清酒、醤油、漬物、清涼飲料水に一部利用されている。
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昔よりお伊勢参りの旅人や山仕事に携わる地元の人々によって、ひっそりと護られ、そして親しまれ悠久の時を経て今に語り継がれてきた名水であり、この地方に伝わる昔話として、信心深い若者と山姥の伝説が伝えられている。
山腹緑化のため植林された木々の保全管理や植樹、整備された宇曽川渓谷一帯の定期的な清掃活動や自然観察会の開催、ウォーキングの開催など、山比古湧水が憩いの拠点となるような活動を組合員をはじめ地域住民が一体となって取り組んでいる。
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