古くから特に薬用水として多くの人々に飲用されてきた水量が豊富な湧水。「堂来地蔵尊」とともに信仰されている。地元では、五穀豊穣を願うお祭り「オコナイ(神事)」で使用するもち米を洗う神聖な水として使用されている。
特に冬季の水を「寒の水」と呼び、米をとぐ水として使用したり、他にもその使われ方は幅広い。
一方で、堂来地蔵尊とともに厚い信仰の対象としてあがめられてきたことから、地元では、湖北地方に残る五穀豊穣を願うお祭り「オコナイ(神事)」で使用するもち米を洗う神聖な水として地域の伝統行事に使用されている。
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1日の湧水量:約1,700トン
水源の「奥の池(夜叉が池)」は、今から1,100年以上前、干ばつで農民が餓死寸前に追い込まれたとき、野瀬の天吉寺山の草庵の一つ、月の坊という寺の住職で、槻之坊が農民とともに奥の池に住む白龍という竜神に雨乞いをしたという。その頃から、麓の堂来に清水(湧水)が出るようになったという言い伝えがある。
白龍神社の春と秋の大祭前に行われる清掃を中心に付近の除草のほか、石碑や地蔵尊の清掃など、現状を保全していくための作業が、地元自治会を中心に行われている。
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