


その恵まれた自然環境に加え、住民による保全活動が実を結び、毎年夏には天然のゲンジボタルを多数目にすることができる。湧水群に関しても、清掃や周辺環境の整備への取り組みが盛んである。

本地区の生活用水は、周囲の森林から湧き出る清水を水源とする鳥川簡易水道(鳥川浄水場)によって現在も賄われている。
湧水群の一つ「産湯の滝」はその名のとおり、戦前まで産湯に使われ、現在は地域住民によって清掃等が定期的に行われている。
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1日の湧水量:23.6トン

鳥川地区は、明治8年(1875年)に現在の鳥川小学校ができ、地区内には鳥川城址や代官屋敷跡、慈徳院、白髭八柱神社等があり、これらの歴史とともに湧水群も生活用水として大切に守られてきた。

鳥川ホタル保存会は、川の草刈りや清掃活動、山の間伐、集会所周辺の草取り、剪定などの活動を行っている。また、平成22年3月に廃校になった鳥川小学校を岡崎市ホタル学校としてリニューアルし、ここではホタルについて楽しく学べるほか鳥川地区の豊かな自然を守る活動を支援している。
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