


富士山を源流とし、国の特別天然記念物に指定されている。その昔、平安朝の歌人平兼盛が「つかふべきかずにをとらん浅間なる御手洗川のそこにわく玉」と詠ったとの言い伝えがあり、環境は常に良好に保たれている。

富士山の山開き神事前の伝統的な行事である禊が湧玉池で行われたり、神田川周辺では8月に「御神(ごじん)火(か)まつり」が行われる。神田川は、地域の特産品のニジマスを放流し、漁場となっていることもあり、3月には鱒つり大会が開催される。
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境内より水が湧き出る浅間大社は、火難消除などの守護神である木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめの)命(みこと)を主祭神としている。富士山の噴火を鎮めるため、当初は現在地から約6km北側の山宮に祭られた。
昔、霊峰富士に登ろうとする者は、湧玉池で身を清め、精進潔斎することが第一条件とされていた。

漁業権を持つ組合が、現在年4回神田川に入ってゴミの除去等の清掃を行っている。
浅間大社青年会は、湧玉池内に生育するバイカモの保全を目的に、コカナダモ等の除去及びごみ拾いを毎年6月に実施している。
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