


国の名勝に指定された楽寿園小浜池を水源とし、「水の都・三島」の市街地を清らかに流れる全長1.5kmのかんがい用水路。懸命な保全努力が市民、企業、行政の協働によって行われ、ミシマバイカモやゲンジボタルが姿を見せる。

戦国時代から現在に至るまで、灌漑用水として活用されてきた。 近年まで、洗いものをしたり、ブリキのフネを浮かべ、中に魚や野菜を入れて冷やす天然の冷蔵庫となっていた。現在は溶岩石が積まれた水路跡を見ることができる。
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水源の小浜池は富士山の伏流水が湧出し、長く三嶋大社の浜下りの池であった。 戦国時代、伊豆の守護代寺尾源兵衛が、水田灌漑のため、小浜池から流れる広瀬(四ノ宮川)から、用水を開削した。開発者の名から、「源兵衛川」となったとのこと。

毎年5月第2土曜日に源兵衛川などの市内河川清掃を実施している。毎月第一土曜日には「ゴミ拾いツアー」が実施され、さらに10月には、「ゴミO(ゼロ)大作戦」として市内河川や東海道の清掃を行っている。 またこの他にも「源兵衛川を愛する会」が毎月、河川清掃活動を実施している。
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