


特別天然記念物のオオサンショウウオが生息する和良川。地域住民が河川清掃を実施し、環境整備に努めているほか、良質の珪藻が育つことから和良川の鮎は型、味、香ともに非常に好評を得ている。

和良川の水は、約120haの水田を潤し、街の中を走る用水路は防火用水や野菜の洗い場としても利用されている。
蛇穴の湧水は、酒づくりに使用される他、わさびの栽培も行われている。
また、あまごの養殖が民間で行われたのは、和良川が最初であり、現在も盛んに行われている。また、良質の珪藻が育つことから、鮎の成長にも役立っている。
|
 |


県の名水50選に選ばれた湧水の水源である「蛇穴(じゃあな)」という洞窟には、乙姫伝説が残されている。
その「蛇穴」周辺には小さな祠があり、地区住民が清掃等をしているほか、同地区の白山神社祭礼時には祠が飾られ、蛇穴方向に向け神楽が奉納される。

地域住民などによる河川内のゴミ拾いの他、NPO法人では、希少動植物の調査・保護、特にオオサンショウウオの調査とそれを通した自然体験及び環境教育事業を実施し、不定期にその生息調査を行っている。
|