樹齢200年を超える木曽ヒノキ、サワラ、ブナなどの天然林が育んだこの沢をはじめ、地域一帯を「水の始発駅」と名付けている。付近住民はもちろんのこと、下流中京圏にとっての水瓶として活用され、水を絆に交流も活発に行われている。
水木沢をはじめ、木曽川源流の里木祖村一帯の河川水は、下流中京方面の水瓶として水道用水、農業用水、工業用水に利用され、重要な役割を果たしている。
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1日の湧水量:8,000トン
江戸時代に尾張藩で名古屋城下建築のためこの地域の森林も全伐され、土砂流出による大きな被害が出た。このため明治に入ってから水木沢に限っては全伐はしないよう国に申し入れ、現在の森林が残ったとされている。このため豊富な湧水が各所から湧き出ている。
森林管理署主催により樹木の根を保護するため歩道にウッドチップを敷く保護活動を行った。
また、水と森林の関係を学習する場でもあるので案内人の養成講習会を毎年開催し、現在は村の委託を受け、水木沢のハンドブックづくりにも取り組んでいる。
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