霊峰白山を源流とする手取川の伏流水であり、美川地域の住民にとって生活に密着した財産となっているほか、特産品に使用されている。また、湧水が噴出する小川では、県の天然記念物で絶滅危惧種指定の「トミヨ」が生息している。
野菜などを洗ったり、洗濯をしたり、また、夏には野菜や果物を冷やしたりと、水道が整備された現代も地域住民の生活と密接した利用をされている。
さらに、美川地域では、全国的にも珍しいふぐの糠づけ・粕づけや、いわしの糠づけ、はちみつ・かきもちなどもこの伏流水を使用して生産され、これは地元美川の土産品として欠かすことはできない。
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1日の湧水量:57.6トン
水質検査を行い安全性の確保に努めるとともに、小屋の建設、屋根の修繕、年中湧水を利用できる状態にしている。
また、湧水のある河川周辺の草刈や清掃活動を実施や親子を対象にした自然観察会の開催、地元小学校でトミヨなど地域の貴重な自然を紹介するなど、環境への意識向上に貢献している。
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