


白布に包まれた不動尊を想起させる「不動滝」の手前、岩の割れ目のいたるところから湧き出す清水である。大干ばつから村人を救った命の水として信仰され、その清冽な岩清水を求め、日々多くの人が訪れる。

古くから飲用水や農業用水として使用されている。
近年では「グルメフェスタinいなみ」において、霊水に培われた農産物や食料品を販売。
また毎年8月4日に、水の恵みへの感謝と豊作を祈願し、「不動滝祭礼」が行い、祭礼では、地元産の大豆と霊水で仕込んだ豆腐をお供え物とし、参列者にも配っている。
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1日の湧水量:約300トン

天保(1830年頃)のころ、日照りが百日間続き、井戸水もかれ疫病がはやった。その時、常永寺十八代住職がこの水を不動滝に捧げ七日七晩祈ったところ雨が降り、万物がよみがえり干ばつから村民を救ったと伝えられている。

清掃活動や美化活動、定期的な水質調査。
また利用者を対象としたアンケート調査を実施し、霊水に対する要望等を踏まえた整備を行うほか、霊水周辺の環境美化や不法投棄防止を呼び掛ける標語を募集し、選ばれた地元中学生の標語を書いた標柱を設置している。
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