一帯は、一級河川庄川の河岸段丘とその扇状地で形成された良質に恵まれた地域であり、近くには、ゲンジボタルや稀少魚であるトミヨが生息しており、地域住民による保護活動により豊かな自然環境が保たれている。
県道沿いにあり、駐車場も整備されているため、県内外から、多くの人が飲用水として水を汲みに訪れている。また、茶道の名水点や流しそうめんにも利用されている。
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1日の湧水量:約80トン
寿永2年(1183年)平家打倒のために挙兵した木曽義仲は、越中に進出し5月9日この地(般若野)で平氏軍と戦った。
「弓の清水」は、山道を歩いてきた源氏の兵士達がのどの渇きを訴えたので、義仲が「南無八幡大菩薩」と源氏の守り神に祈願を込めながら弓を引いて矢を大地に放つと、その地点から清水がわき出て、兵士たちが再び元気を出して再度進撃したという伝説に由来する。
概ね週1回、保存会会員が交代で周辺や水汲み場の清掃、除草、水場の管理や周辺の案内板等の整備を行っている。
他に、定期的な水質検査の実施や清水を訪れる人向けに、清水の由緒をまとめた資料を作成している。
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