


大出口泉水は、緑豊かな尾神岳の中腹に湧き出る水量豊富な湧水。木立に囲まれ夏でも涼しく、日本海の大パノラマが一望できるなど市民の憩いの場として、湧水脇に祀られている不動明王と共に守られている。

湧水は、公園を訪れた人々ののどを潤している。地元集落では、近隣農地の農業用水(受益面積23ha)のほか昭和41年から水道水(利用戸数20戸)・昭和45年からニジマス養殖の水利(養殖規模 4戸3000尾)と幅広く活用している。
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1日の湧水量:4,000トン

この湧水は、712年ごろ妖怪退治に訪れた沙彌という木喰臥行者が尾神村で「一杯の水でも」と村人に乞ったところ邪険に断られたため、祈祷によりその村の出水を現在湧水のあるこの地へ移したという由来がある。

東横山集落では古くから農業用水としての管理、湧水周辺および水路の草刈・ごみ拾いを行っている。また、適宜降雨にともない尾神岳から流出した土砂を除去するなど、周辺環境の維持に努めている。
また、湧水正面の農地にコスモス・ひまわりを植え、周辺の景観形成に努めている。
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