


妙高山など、2,000m級の山々に囲まれた広大な笹ヶ峰高原に位置し、四季を通じて豊富に湧き出す清水は、周辺に多くの高山植物を育んでいる。上信越高原国立公園内の手付かずの自然の中、気軽に水にふれあうことができる。

以前は発電利用もあったが、現在は県民の森の中のレストラン等の休憩スペース、宿泊施設の飲料水等として利用され郷土料理にも用いられている。また、自然歩道の利用者が水辺の憩の場として利用するなど、多種多様な利用状況である。
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1日の湧水量:4,800トン

文化8年(1811年)に第1回目の笹ヶ峰開拓が始まり、「宇棚」とはその頃に出来た地名と言われている。急峻な山々から傾斜がゆるくなった広い土地を言い、この周辺は湧き水が多く存在し、その一番上流の水源地から川が出来たことで、「宇棚の清水」と名づけられた。

春秋一回の清掃活動実施、エコトレッキング開催時に保全活動を実施、周辺環境の定期的な点検、水辺の踏み荒らし等を防ぐための防護柵を設置などを様々な団体が行っている。
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