豊かな自然を育くむ吉祥岳から湧き出す清水は、美しい景観を有する村上市山北地区の大毎集落内にある。地域住民の日常生活を支える水源として活用されるほか、人のつながりや交流を生む社交場となっている。
大正14年に約900mの導水路を完成させ、現在では90世帯に引き込まれ、生活用水に使用している。
また、農業用水や地酒製造にも利用されている。この他には、その水を活かした春の田植えツアー、稲刈りツアー、秋の収穫祭、冬のスノーモービル水汲みツアーなどのイベントを四季にわたり開催している。
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1日の湧水量:2,880トン
以前は「大毎水道」と呼ばれてきたが、平成2年に町の事業「魅力ある集落づくり事業」に取り組んだ際に大毎集落のシンボルとされている山「吉祥嶽」の名前にちなみ改名された。
大正14年の施設整備後、上記組合が中心となり、日常の維持管理を進めてきた。
水と地域の産物を活かした地域活性化の取り組みは、集落住民約40名で組織する「地域活性化戦略会議」で、具体的に検討を進めている。
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