出羽三山奥参りの表参道として賑わった立谷沢川流域は、山岳信仰や最上川舟運に彩られた森と水の回廊。山河の「屏風絵」をくぐり抜ければ、効能あらたかな湯宿と山紫水明の眺望が心身をほぐしてくれる。
旧立川町のほぼ100%にあたる世帯の生活用水または、江庄内平野の農業用水として利用されている。
また、地域住民が野菜等の冷蔵保存や、イワナや川ガニ等の養殖等に、農協は自然水に、酒蔵は酒造用に利用して製造販売している。
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その昔、羽黒権現の御手洗(みたらし)として崇敬され、上流部には修験の秘所がある。皇(すべ)野(の)や元羽黒(もとはぐろ)は羽黒山本社創建の地であり、蜂子皇子が修行し修験道を広めた地とされる。
「日本一の清流・立谷沢川を創る実行委員会」が、除草、流木とゴミ拾いを約2kmに渡って行った。その流木は木炭にして記念品や燃料に利用配布し、本河川や流域のPRを兼ね、町観光協会イベント等で自然保護を呼び掛けている。
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