


現在おすすめです 年間を通じて(特に秋の紅葉時期が見ごろ)

のどかな田園風景。

四日市市の隣町である三重郡菰野町内の蟹池に源を発する寺井川が智積町地内を流れ、生活用水および農業用水として利用されている。
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水量は約19,000トン/日の流量を有している。

四日市市智積町は、昔から「旱損所」といわれ、日照り続きには水が枯れ、逆に豪雨時には怒濤の如き上流から水の襲来を受けるため、穀物収量への影響は死活問題として、川上の菰野町と川下の智積町とは争いが絶えなかった。したがって、農業用水や生活用水の保全については、恵みの水のありがたさを日常生活を営むなかで語り継いできた。そのような背景のもと、菰野町から清水として湧き出て智積町に至る1.8km、幅1〜2mの川を町の宝として引き継いできた。毎日の米とぎや洗濯、洗顔、入浴に至るまで幼い頃から川の水を使ってきたため、人々はいつからともなく用水ではなく、暮らしを支える「智積養水」と呼ぶようになった。

昭和47年、「地域を美しくしよう」という運動の一環として、地元子供会が養水に鯉を放流した。以来、毎年放流を続けた結果、「鯉の住む街」として話題を集めるようになり、養水美化運動も地域にしっかりと根づいてきた。このような活動は、子供達の水質保全への意識の高揚と情操教育に役立っている。また、地元自治会では、水路を定期的に清掃、巡回している。
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