通年(特に4〜5月は新緑が素晴らしい)
飯田市の北西に高くそびえる風越山山麓の円悟沢に湧出している。
飲用
5月〜10月の日曜日・祝日(不定)
猿庫の泉保存会による野点がおこなわれる。
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水量は選定当時から良好。お茶に適した水と言われている。
猿庫の泉は、昔から茶の湯に適すことで知られ、応永年間(1394〜1428)には茶道を極めた城主がいたとされている。文化文政(1804〜1830)の頃には、時の飯田城主掘公が城内に数奇屋を建て、毎朝家来に馬を駆けさせこの水で茶の湯を点てたという故事も残る。
茶道家の不蔵庵龍渓宗匠(ふぞうあんりゅうけいそうしょう)が茶に適した水を求め、諸国を遍歴中についに風越山麓松川渓谷にこの泉を探し当てた…という話は、今も語り継がれ、市民はもとより、ここを訪れる多くの人々に親しまれている。
名水百選に選ばれる前から、地域の方々により大切に守られている。
地元の猿庫の泉保存会により、名水周辺の定期的な清掃活動がおこなわれている。
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