現在おすすめです 3月2日、奈良東大寺二月堂へ水を送る神事「お水送り」が行われる。
遠敷川の中流に存在し、上流域は林野庁選定の「水源の森百選」に選定されるなど、豊かな森を源とした清浄な河川である。
周辺には、国指定重文の神宮寺本堂・仁王門や若狭姫神社、若狭彦神社など古寺古刹が点在している。白石神社には、天然記念物の椿が群生するなど歴史と自然にあふれている。
毎年3月2日に奈良東大寺に香水を送る神事が営まれ、春を呼ぶ行事として多くの観光客を迎えている。また、鵜の瀬の流れは、整備された鵜の瀬公園、鵜の瀬資料館とともに、親水公園として年間を通じ親しまれている。
3月2日、奈良東大寺二月堂へ水を送る神事「お水送り」が行われる。神宮寺境内の大護摩から松明にもらい受けた火を手に鵜の瀬まで約2キロ、三千人を超える松明行列が続く。
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水量・水質ともに昭和59年よりほとんど変わりなく良好な状態を保っている。
若狭神宮寺に渡ってきたインド僧実忠は、その後東大寺に二月堂を建立し、大仏開眼の2ヶ月前から祈りの行法(修二会)を行った。初日に「新名帳」を読み上げて日本国中の神々を勧進したが若狭の遠敷明神だけが漁に夢中になって遅れ、あと2日で終わるという日に現れた。そのお詫びとして、二月堂のご本尊にお供えする「閼伽水」(清浄聖水)を献じる約束をして地面を割ると白と黒の2羽の鵜が飛び出して穴から清水が湧き出した。若狭の「鵜の瀬」より地下を潜って水を導かせたのである。この湧き水を「若狭井」と名づけ、1250年の長きに渡って守り続けられているその井戸より「閼伽水」を汲み上げ本尊にお供えする儀式が、大和路に春を告げる神事「東大寺二月堂のお水取り」である。若狭小浜の神宮寺では、奈良に先立つこと10日、3月2日にお水送りの神事が執り行われる。
地元住民(下根来区)が「鵜の瀬保存会」をつくり、定期的な清掃美化活動を実施している。
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