5月〜6月、9月〜11月
本湧水は能登半島国定公園の一部である七尾湾のすぐ近くにあり、赤倉神社境内(県指定の「憩の森」)の一角にある池である。赤蔵山の杉林を水源涵養林とするこの池は、真夏日でも池のほとりに足を運ぶと、冷気を肌に感ずる絶好の避暑地となっている。
湧水は、飲用水またはかんがい用水として利用。(但し、衛生管理上、飲用水として利用する場合は、煮沸するよう周知している)
毎年8月に赤蔵山周辺において、能登あかくら山田鶴浜大句会が行われ、県内外から俳人たちが当地を訪れ句作を楽しんでいる。
|
|
水質は、適度なミネラル成分を含み、お茶用の飲用水として利用されている。また、水量は、現在も20数ヘクタールの水田を潤すかんがい用水として利用されている。
この池は、聖武天皇の東宮(皇太子)の眼病のご治療に使われたと伝えられている霊泉。また、戦国時代、戦いに敗れた武将が愛馬諸共入水した底なし池と言われ、元旦の未明に赤い鞍が浮き上がることから「赤蔵」の地名が生まれたと語り伝えられている。うっそうとした巨木の下、幾多の歴史と伝説を秘めながら枯れることなく湧き出る豊かな水は、赤蔵権現の御手洗池として四季折々の姿を水面に漂わせ、訪れる人々の喉を潤し、安やぎを与えている。
赤蔵山周辺及び名水周辺の清掃活動は、地元住民により定期的に行われています。
|