


新緑5月初旬 紅葉10月下旬

尚仁沢湧水は、塩谷町のシンボルである高原山麓の一つ「釈迦ケ岳」の山腹にあり、手付かずの自然豊かな広葉樹林(ブナの原生林、他)におおわれている。この自然林が保水の役割を果たしている。

町で給水スタンドを設置、業者向けに販売を実施している。また、一般の訪問客の方がより水と親しむために、尚仁沢湧水近く東荒川ダムのほとりに「名水パーク」を設置している。

名水パーク内にて、11月に収穫祭、12月にクリスマスイベントをそれぞれ実施している。
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水量は日量65,000トンと豊富であり、水温も年間通じて11℃前後とほぼ一定しており、冬でも渇水や凍結することがなく自然林に潤いを与えている。水質は天然アルカリイオン水で、冷たく軟らかいのが特徴。

山岳仏教の盛んな奈良時代に、信者たちが高原山に登拝する際に、この尚仁沢(昔は精進沢とも伝えられた)の湧水で身を清めたと伝えられている。

町では、自然の姿を守るために遊歩道を整備している。また、地元の「高原山の自然を守る会」等の協力を得て積極的に保全活動を推進する計画がある。
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